■アロママッサージを受ける際、気を付けるべき事とは?
疲れた身体と心を癒してくれるマッサージ。
回復・美容・肩こり解消・保湿などなど…いい部分ばかりが目立ちますが、その弊害をご存知でしょうか?
この特集では、有名な「揉み返し」や「好転反応」など、アロママッサージ後に起こる症状の仕組みや改善法を解説。
さらにアロママッサージにおける注意点などをご紹介していきます。
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◆揉み返し

マッサージを受けた後に起こる、筋肉痛のような痛みを「もみ返し」と呼びます。
受けた後〜翌日などの症状で「動かすと痛い」「押すと痛い」「チクっと鋭い痛み」を感じます。
【原 因】
強く揉まれる事で、筋肉が損傷してしまう事が原因です。
【対処法】
セラピストと会話して、丁度いい揉みの強さにしてもらいしましょう。
強くマッサージされる事が好きな方もいるので、力加減はセラピストが一番気にしている部分です。
【治療法】
アイシングが効果的です。痛む部分を保冷剤などで冷やすか、湿布を貼りましょう。
温めると逆に炎症がひどくなるので、お風呂やサウナなどは控えましょう。
◆身体のだるさ、疲労感(好転反応)

マッサージを受けた後に起こる症状で、何もしていないのに疲労感が訪れ、気だるさを身体が覚えます。
揉み返しと違い、痛みは感じません。
【原因】
マッサージによって血行・リンパの流れが良くなると、疲労で溜まっていた老廃物が流れだし排出されます。
その過程で疲労物質が一時的に身体へ広がる事がだるさの原因です。
身体が回復に向かう過程の現象ですので「好転反応」と呼ばれています。
【対処法】
マッサージを受ける場合、その後の予定は明けて、ゆっくり出来るようにしましょう。
かなり疲労が溜まっていた場合、好転反応も強く現れます。
【治療法】
ほとんどの場合、翌日には収まりますので、慌てず安静にしましょう。
暖かい水分を摂ると、老廃物の排泄が促されて回復が早まります。
◆頭痛

マッサージ後に、頭痛を感じるという例も少なからずあるようです。
【原因】
さきほどご紹介した「好転反応」によって、マヒしていた疲労感が現れた可能性があります。
その場合、マッサージ以前の身体の状態に元凶があると見ていいでしょう。
また、首周りの揉み返しや血行の改善による可能性もあります。
【対処法】
揉み返しによる頭痛を避ける場合、肩〜首まわりのマッサージを控え目にしてもらいましょう。
【治療法】
好転反応・揉み返しが原因であれば、数日で痛みが引きます。
それ以上に頭痛が長く続いたり、痛みが強い場合は医師に相談してください。
◆肌荒れ、かゆみ、アレルギー反応

ごく稀ですが、マッサージを受けた後に肌のトラブルが起こってしまう場合もあります。
主にオイルを使用するマッサージで起こりやすい現象です。
【原因】
施術ベッドやタオル、使用するアロマオイルが肌に合わない事が主な原因となります。
【対処法】
お店へ肌の影響や、使用するオイルの確認をすることが万全の予防となります。
マッサージ後の拭き取り、シャワーを入念に行う事も大切です。
アロマオイルの中には光毒性と言って、日光にあたるとトラブルを起こすものもあります。
【治療法】
まずは、シャワーで身体を流して清潔にしましょう。
肌荒れの影響が長時間続く場合、皮膚科で診療を受けましょう。
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